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親子で学ぼう「古代人の発明」② あく抜きの発明2回目はあく抜きの準備としてドングリやトチの実の皮剥きをしました。
縄文時代の主食に選ばれたのはドングリと栃の実でした。どちらも秋に大量に採集できます。
でも、どちらもあく(渋み)があって直ぐに食べることができません。
それを解消し、長期間保存ができるようになって主食となりえたのです。
そのために、あく抜きの発明、そして乾燥技術の発明がありました。乾燥させることで保存ができるとともに、乾燥させてドングリや栃の実は素早くあくが抜けていくということもわかっています。
ドングリや栃の実を採集し、水に浸し浮いたものは捨て、沈んだものは丁寧に洗い、そのまま数日水に漬けたままにします。
その後、ドングリは2週間程度、栃の実は一月ほど天日(天日干し)で乾燥させます。縄文時代には乾燥させたドングリや栃の実は竪穴住居の炉の上に置いて湿らないようにしていたようです。(土の中で保存していたものもあります。)
乾燥させたドングリを石皿の上にドングリを置き叩石で搗いたり、木の臼で搗いたりして皮を割り実を取り出しました。
栃の実は乾燥させた実を、熱湯の中に入れて一晩そのままにして冷まし皮がふやけた状態にして皮を剥いていきます。これがとても難しい作業になります。歯で剥こうとすると口の中が激しい渋みでヒリヒリするほどです。手で剥いて爪が痛くなりました。
悪戦苦闘の末、やっと2Kgほど剥くことが出来ました。
多くの親子、そしてスタッフが参加してくれました。
一部のドングリは持ち帰ってもらい、水にさらしてあくを抜いていただいています。次回はあくが剥けたドングリや栃の実を実際に食べてもらうことにしています。縄文時代の主食はどんな味がするのでしょうか?
次回は12月2日に3回目(最終回)を開催します。多くの方の参加をお待ちしています。
↓↓↓から、参加チラシがダウンロードできますので、参加希望の方はそれを見て申し込みください。